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ライオンの歯
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イチョウ並木も若葉の季節。

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たんぽぽがたくさん。
なんとなくうれしくなってしまう。

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たんぽぽのお楽しみといったらやっぱりこれ。





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いろんな言葉で…

英語のdandelionの語源は中世英語のdendelyoun、dendelyounはフランス語のdent de lion(ダン・ドゥ・リオン=ライオンの歯)からきているそうな。
葉っぱのギザギザがライオンの歯を思わせるから、なんでしょうね。
でも現代のフランス語ではpissenlit。ピサンリ?ピソンリ?
(日本語に無い音をカタカナで書くのは難しい。)
語源というか意味はわからないです。

スペイン語diente de león、これはフランス語のdent de lionと同じと想像がつく。

ドイツ語では
Löwenzahn Löwe(ライオン)のZahn(歯)。
Hundeblume Hund(犬)のBlume(花)。

オランダ語ではleeuwetandかpaardebloem。
Leeuwはライオン、tandは歯でドイツ語と似てる。
Paardというのは馬とか騎士なんて意味があるようだけれど、paardebloemに果たして馬の花という意味があるのかどうか。

ハンガリー語を調べてみたら、gyermekláncfű(ジェレメクラーンツフュー)とpitypang(ピティパング)とふたつの名前。
(あああ、どっちもgyとかűとかtyとか、カナ表記に迷う…)
gyeremekは子ども、láncは鎖、fűは草。子どもがつないで遊ぶからかな?
Pitypangの意味は調べてみたけどよくわからなかった。

チェコ語だとpampeliška(パンペリシュカ)。
なんともかわいらしい響き。
ロシア語одуванчикはオディヴァニク?(発音よくわかんない…)

いろいろ調べてみると楽しい。

ところで、日本語の「たんぽぽ」の語源には諸説あるらしい。
語源由来辞典「タンポポ」

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追記: Unilangのtranslationコーナーで探してみたら、ありました。Dandelion。
詳しくは、ここここ
Danish: Løvetand ("lion's tooth") / (Fandens) mælkebøtte ("milk jar (of the devil)")
Dutch: Paardenbloem ("horseflower")
English: Dandelion
German: Löwenzahn ("lion´s tooth")/Pusteblume ("blow-flower", only used during the time when they have this white fluff that flies away when you blow, like in the picture)
New Norwegian: Løvetann
Norwegian: Løvetann
Swedish: maskros (worm rose)

Irish: Caisearbhán

Greek: Λεοντόδους (Scientific name), πικραλίθρα (folk name)

French: Pissenlit — dent-de-lion
Gascon : pisha-au-lheit
Occitan : pissalach
Poitevin : bouléte — çhiche — cochét — llétrun
Portuguese: Dente-de-leão
Spanish : Diente de león

Bulgarian: Глухарче
Czech: pampeliška lékařská
Polish: mniszek / mlecz/ dmuchawiec (only used during the time when they have this white fluff that flies away when you blow)
Russian: oдуванчик
Slovenian: regrat

Estonian: Võilill
Finnish: voikukka (butterflower)
Hungarian: pitypang, gyermekláncfű, kutyatej

Turkish: Aslan dişi

Japanese: タンポポ [tampopo]

Lithuanian: Kiaulpienė

Arabic: هِنْدِباء بَرِّيَّة [hɪnədɪbæːʔʊnə bæ'rɪ'jæt]
Modern Hebrew: שן הארי ['ʃɛn hɛʔɑ'ʁi]

Hawaiian: he laulele.


アイルランドの人がIn Ireland, kids call them 'piss-the-beds' (アイルランドでは子どもの間ではたんぽぽは「ベッドの中でのおしっこ」って呼ばれてるよ)と書いてました。
フランス語のlitはベッドだけど、pissenって…?
実は辞書を引いてて"piss(er)" = おしっこ(をする)とあったんですよね。まさかなと思ったのですがそのまさかでした。(Piss-en-litね。)
日本語にするとしたら「おねしょ草」?(笑)

たんぽぽの綿毛になった状態のものにも独自の名前がある言語が結構あって、面白いと思いました。

ハンガリー語の3つめの名称kutyatej、これは犬のミルクという意味。
ちぎると白い樹液じゃなくて(草の場合はなんていうのかな?)汁がでますけど、あれをさして言うんでしょうね。
子どもの頃、手についた白い汁がべたべたになって、手が黒く汚れるのがそういえばいやだったなあ。。。

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追記2:
Piss-en-litについて。
これは葉っぱに利尿効果があることから来ているのだそうです。
なるほど~
たんぽぽのなまえの由来
by bramble | 2008-04-17 12:48 | 日常のひとこま
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