昨日のGoogleロゴを見て、初めて知った。 植物分類学者・牧野富太郎の誕生日にちなんで植物学の日となったらしい。 大学生のとき、生物研究会に入った。なにしろ100%文系の大学だったので、 生物学的なことはなにもせず、活動内容といえばもっぱらフィールドワークばかり。 釣りの好きな男子は釣りに、あるいはみんなでバードウォッチング、植物が好きな私は 女性の先輩(ひとりしかいなかった)と一緒に野草を見てまわった。 (ようするにみんなで出かけては好きなことをしてただけ。お気楽なクラブでした。) 山には滅多に行かなかったので、身近な植物(大半は「雑草」と片付けられてしまうものたち)を保育社の「カラー自然ガイド」シリーズの植物図鑑(全部で7冊、重かった)を持ってひたすら道端や休耕田に生えている植物を眺めては、顔と名前を覚えるのに夢中になったっけ。 部室に立派な『牧野日本植物図鑑』がたしかあったと思う。 愛用のポケット版の植物図鑑の解説にも、牧野富太郎の名前が出てきたように思う。 2500種以上の植物に命名したというからすごい。 高知県立牧野植物園のサイトの「牧野博士の紹介」 「牧野富太郎」をキーワードに検索してみると、牧野富太郎を似非科学者として非難するサイトもみつかったけど、やはりわかりやすい(そしてときどき面白い)和名を植物につけたということだけでも十分評価に値するのでは、と文系の私は思うのだ。 カラー自然ガイドの植物図鑑はまだ手元にある。 私が持っているのは人里の植物 I、II、野山の木 I、II、山の植物 I~III。 Amazonで出版社を確認していて、そういえば水辺の植物とかキノコのを持っていなかったなと思い出した。 (そしてうっかり黄色いボタンをクリック。・・・あっ。) この図鑑のいいところは、小さいけれど見やすいこと、似たような植物の見分け方も説明されていること。 見開き2ページで植物の絵(たまに写真)、次の見開き2ページでそれぞれの植物の解説と、さらに両脇にその植物の特徴をあらわす部分の図があって、これが種類を見分けるのにとても役立つのだ。 保育社の『人里の植物 I』から。 文庫サイズのこの図鑑の見開きはこんな感じ。 解説部分。たとえば、オオイヌノフグリを目の前にして解説を読み、合わせてイヌノフグリやタチイヌノフグリやフラサバソウの特徴についても読んでおくと、次にその植物を目にしたときに「おおっ、これは!」と思い出すという具合。 久しぶりに図鑑をひっぱりだしてきたら、またこれを持って(重いけど)歩き回りたくなってきた。 ゴールデンウィークはおおむねお天気もいいようだし、でかけてこようかな。
by bramble
| 2009-04-25 13:11
| 日常のひとこま
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