今日、母の病状について病院で説明を受けてきた。
脱水になりやすいのは軽度の腎性尿崩症だからということが判明。 尿というのは体内で不要になったものを外に排出する働きがあるのだけれど、体内で腎臓がろ過する水分というのは1日1,500リットルくらいなんだそうです。 ADHというホルモンのおかげでろ過した水分の99%はまた体内に戻るのだけれど、このADHがちゃんと分泌されていなかったり、ADHが十分あっても腎臓がそれに反応しなかったりすると必要な水分や水分に溶け込んでいる体内の電解質まで外にでてしまう、それが尿崩らしい。 母の場合は後者で、部分的に機能していないためにすぐに必要なものまで外にでちゃって脱水。 これを解決するには肩というか胸のあたりにポートを作って自宅でも点滴できるようにすることが必要だそうで、この脱水以外は現在状態は良好なのでポートさえ作ればすぐにでも退院できますよ、とのこと。 来週その手術(30分くらいで終わる簡単なもの、らしい)、ヘルパーさんの手配やら、点滴するための指導を受けたりなどいろいろあるので実際の退院は再来週あたりかなあ。 お医者さんは「胃ろうより管理は簡単」というけれど、参考にと渡してもらったマニュアルみたらば全然簡単じゃなさそう・・・(泣) 胃ろうから栄養をいれるとか、点滴とか、こういうのは医療行為にあたるので、医師や看護師、または家族以外はできないことになっている。 つまり、ヘルパーさんじゃダメってこと。 私が1日家にいる専業主婦ならいいけど、朝仕事にでかけて夜帰ってくるのにどうやって管理したらいいんだろう…?というのが目下の最大の課題。 病院みたいに手がたくさんある場合はいいけど、家庭じゃそうはいかないのだ。 父もできるだけのことはすると言ってくれているのだけれど、どこまでやれるのかは実際にやってみないとわからない。 父だって認知症の一歩手前というか、まだらボケっぽいし、母の体位変換だって理解してもらうのに大変だったと思うと非常に心配。 母が退院してくれば、今までののんびりした、というか普通の生活はできなくなる。 夜寝てから最低2回は起きなくてはならず(つまり2~3時間以上連続して睡眠がとれない)、胃ろうを始めてからは7時起床だったのが6時起床になってしまった。 これに点滴が加わって、いったいどういうことになるのやら・・・ 寝て起きて寝て起きて、介護して朝食を用意して会社に行って、帰って来て夕食用意して、介護して、寝て、またすぐ起きて・・・という暮らしが戻ってくる。 母が家に帰ってこられるのはうれしいけれど、正直なところまたあのハードな生活になるのかと思うとかなり気が重い。 残業もできなくなるし、出張もますます行きにくくなるし。 自分の時間が限りなく0に近くなり、睡眠がまともにとれなくなり(介護に週末の休みはナイ)、思ったように仕事ができないのもものすごくプレッシャー。 もうお金がかかっても、なんとかときどき休養できるようにしないともたないだろうなあと思う。 ああ、お金が欲しいよう・・・なんて情け無いことを思ってしまう。 お金がたくさんあれば介護保険外のヘルパーさんとか、施設とか、いろいろ解決できるのに。 ドリームジャンボもつい、買ってしまった。(笑)
by bramble
| 2008-06-07 02:18
| 介護
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