気がついたら3月。
母が入院しているおかげで、このところ1日7~9時間の睡眠をとれている。 (できることなら、会社を休んで丸1日寝ていたいけど。) 母は検査の結果、胃ろう(PEG)を造設しても大丈夫とのことになり、土曜日に手術の予定。 手術といっても胃とおなかにピアスをするようなものなので、局所麻酔で10分位で終わるらしい。 そのあと、2~3日して傷がおさまってから胃ろうから水分や栄養分を摂取する「訓練」が始まる。 これはこれで問題が無いわけではないけれど、とれあえず今までよりは確実に栄養や水分を取らせることができるようになるし、それは母の状態の安定にもつながるのでよしとしよう。 母が入院している間に自分の健康状態を立て直さねば。 どうも薬で無理やり押さえつけたせいかなかなか風邪が治りきらない。 今までの疲労の蓄積もあってか、頭の中におがくずが詰まったみたいにぼ~っとしている。 仕事も多少残業ができるのはありがたいし、家に帰っても休めるのはありがたい。 朝ご飯を作ったり食べたりする余裕もできた。 (今までは父のためにご飯をたくけど、自分は自宅で朝食を食べることすらできなかった。) 家にいる限り2、3時間ごとに30分程度の作業をしつづけなくてはならず絶対に休みも無しというのがいかに過酷な生活なのか、あらためて思い知らされたような感じ。 そこからしばし解放されたせいか、気が抜けたみたいにぼーっとしちゃて、ブログもなにもかも放りっぱなし。(メールの返事を待たせている友人がいったい何人いることやら。申し訳ない。) 介護って本当に大変。 どんなに頑張っても絶対後悔するし、自分を責めたくなることだってあるし、孤独になるし、回りがどんなに励ましてくれても結局だれにも代わってはもらえないし、肉体的・精神的にとても疲れるし、育児と違って終わりがない(というか、いつ終わるのか見当もつかない。数ヶ月なのか、数年なのか、10年以上なのか。) mixiなどで同じように介護をしている家族の愚痴を読んだりするけれど、私はまだ楽な方だと思ったり、でもそれは「比較して」の話であって、やっぱり母が入院でもしない限り毎日毎日2時間半以上まとめて睡眠を取れないというのは過酷だ。週末すら休みではない。(仕事に行かなくていいとうだけで。)自分の自由になる時間がほとんどないという状況がいったい何年間続くのかなんて考えてしまったら気が狂いそうになるので目先のことしか考えない。 それでも会社に来る間は何もしなくていい(介護に関しては)というのは大きな逃げ場になっていると思う。仕事に行かず介護に専念できたらと思う一方で、この気分転換があるからこそ、恒常的な睡眠不足にも自分の時間がないのにもなんとか耐えていられるのかと思う。 読書やゲーム(結局PSPで「お絵かきロジック」が一番)に没頭、すなわち現実逃避する毎日。 ・・・なんて、ちょっとした生存証明でした。
by bramble
| 2008-03-05 11:14
| 介護
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