前回のリコリス入りのハーブティのコメントで思い出したものいくつか。
最初に出会ったリコリス。それは黒いアイスクリームでした。 中学生のときにサーティーワンアイスクリームが初めて登場して、それまでカップに入ったバニラアイスしか知らなかった私は夢中になったものでした。同時期に、店舗数は少なかったけれど、同じようにいろいろなアイスが食べられるお店、ディッパーダン・アイスクリームというのもありました。現在はクレープとジェラートのお店になっているようですが、当時はサーティーワンと同じように、丸いアイスクリームをコーンに乗せてくれるタイプのアイスクリーム専門店でした。 ここのアイスはサーティーワンより色が自然な感じで氷山を思わせる淡いかすかなミントグリーンのダイキュリーなんかが好きだったなあ。 で、ここにあった衝撃の黒いアイスクリームがリコリス味。味見させてもらったことはあるはずなんですが、よく覚えてない・・・おいしくないと思ったような気もするのだけど。とにかく「黒!」というのが驚きでした。 イギリスに行ってスーパーなどで見かけたのがこれ。 いろんな色があって、でもこの真っ黒ってなんだ~?って思ったものだった。(結局買ったことはないのだけれど。) Miss Readの本にも子どものお菓子でlicorice allsortsという言葉がなんども出てきているので、昔から駄菓子としてポピュラーだったんだろうなと思います。 その後、偶然みつけたスウェーデンの紅茶と駄菓子を売るお店でまたリコリスのお菓子と遭遇。これは社会人になってからだったので、黒いのとか赤いのとかいろいろ買って、割と美味しいかな?と思ったのですが、残念ながらこのお店、撤退してしまったようで今はありません。 残念。 出張でヨーロッパによく行ったけれど、空気が乾燥していることが多くて、喉をやられやすい私はよくあちこちの空港の売店でのど飴とか、ミントの類なんかをよく買いました。車での移動が多くなってからは、ガソリンスタンドに併設されているコンビニみたいなお店でもあれこれちょこちょこと見たり買ったりするのがひそかな楽しみになってました。(笑) で、あたりはずれが結構あるのだけれど、「参りました!」と敗北宣言をしたくなったのがこれ。 オランダで買ったSalmiak Riksen。 パッケージをよく確かめもせずに買ってしまったのだけれど、写真をみて、キャラメルかなんかかな?と思ったのでしたが・・・ なんかしょっぱくて、ものすごく妙な味。うええ。 これをぱくぱく食べられるひとがいたらえらいと思う。 これがあの悪名高いフィンランド名物サルミアッキの仲間であると知ったのはだいぶあとになってから。 もっとも、北欧やオランダではとてもポピュラーで、うええと思うのは私が日本人だから、なんでしょうけれども。 それにしても、「珍しいから」というだけの理由で未だにSalmiakを捨てられない私。 食べてみたいっ!という奇特な方がおられましたらよろこんでサンプルをお送りします。(笑) 同じくオランダのNederlands Openluchtmuseum(オランダ野外博物館)に行ったときのこと。(普段は全然観光の暇なんかないのだけれど、このときにはお偉方=日本のメーカーの社長が一緒だったため、ありがたくも平日に観光という思いがけないチャンスがあったのでした。役得。) ここでは昔の建物と暮らしが再現されていて、駄菓子屋さんでは実際にお菓子やおもちゃなどを売っていました。もちろん私は嬉々としてお買い物しちゃったわけですが、そのときにリコリスのお菓子と、「これは本当に昔ながらの製法で作られているのよ」とお店の人が教えてくれた、リコリスのエキスを固めて小さく砕いたものを買いました。 癖はあるものの、じんわりとした味がなんともいえず、後でもっと買っておけばよかった・・・と後悔。 そしてイタリア。 たしかautostrada(高速)を走っていたとき、途中で寄ったautogrill(食堂とか売店なんかがあるところ)で見つけた小さな缶。Amarelli社のLiquirizia(リコリス)。 ミント入りと、100%リコリスのみの2種類を買ったのだけれど、これはオランダで買ったリコリスと同様、リコリスを煮詰めて固めただけのシンプルなもの。 (アニス入りもあったので、買えばよかった・・・と今頃後悔。) 喉が痛いときなど、よく効きます。 食べ終わって鏡の前であかんべをすると舌が真っ黒になってますが。(笑) Amarelli社のサイト。 Liquirizia Amarelli ITALIANO・ENGLISHの選択がありますので、英語を選んで、メニューからIMAGEを選ぶと、MoviesでAmarelli社の工場や製法なんかが見られます。 ナレーションはイタリア語なのでよくわからないけれどそれなりに面白いです。Production1と2で甘草の根から作られる様子を見ることができます。 他に、Identityの上から3番目のproductionには写真と文字の説明があります。 (1731年創業って、ずいぶん昔からリコリスは製品として売られていたんですね~) ところで、いろいろ調べているうちに、世界のリコリスを紹介・販売しているサイトをみつけました。 http://www.licoriceinternational.com/ 見てたら買いたくなっちゃった。 ※追記: Amerelli社のサイトをみてたら、飴だけじゃなくて、リコリスのリキュール、リコリスの香りのシャンプー(えええ?!)、果てはリコリスの香水まで!(えええええ!!!!) そこまでリコリス好きの人がいるんでしょうか。 いるんでしょうね、製品として売っているんだから。 すごい。(でも香水って想像がつかない。。。)
by bramble
| 2007-07-20 01:06
| 食べる・飲む
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