読書の秋
季節のせいかどうかはわからないけれど、ここ2、3週間ばかみたいに本を買い込んでは貪り読んでいる。

前に5冊ほど読んだダイアン・デヴィドソンの『クッキング・ママ』シリーズが面白かったので残りを全部買った。
昨日読み終わったのは『クッキング・ママの依頼人』
家庭内暴力夫と離婚したケイタラーのゴルディが主人公のこのシリーズは未だ元夫がうろうろしてはゴルディに嫌がらせをするものだから、お気楽コージーミステリーとはちょっと違うのだけれど、やっぱり面白い。
主人公がケイタリング(あれ、日本語ではケータリングの方が正しいのかなあ?)をしているせいで食べ物やレシピがたくさん出てくるのも面白いのだけれど(訳もなかなかいい)、ストーリーとは関係ないつまらないことが気になってしまうのが玉に瑕。



濃厚な香りを放つシェヴレ・チーズを、食べやすい大きさに切り、芳しいバジルとシャキッとしたセロリを刻み、オルゾーと混ぜ合わせる。バルサミコ酢に香辛料とニンニク風味のオイルを混ぜて攪拌し、クリーミーなドレッシングが出来上がり。これをオルゾーと野菜を混ぜたものの上からかけ、丁寧に混ぜ込む。サラダは冷たくないとおいしくないけど、我慢できない。冷やす前にシェヴレ・チーズを加え、味見するためプラスチック・スプーンに手を伸ばした。スプーンですくって口に入れると、繊細なチーズとニンニク風味をまとったパスタが奏でる刺激的な地中海味に恍惚となった。

・・・シェヴレ?チーズには牛のほかに水牛とか羊とか山羊とかのミルクが使われるけど、chèvre(山羊)はふつうシェーヴル、じゃないんだろうか。う~ん。それともアメリカではシェヴレって発音されてるのかな。Buffet(ビュッフェ)がバッフェイになっちゃうみたいに。

余談だけれど、英語の話者はエという発音が苦手らしい。語末がエで終わる外国語を発音させるとだいたいエイって言う。昔イギリスの英語学校で「ハンデ」という名前のトルコ人の女の子がいたのだけれど、先生はいつも「ハンデイ」って呼んでいたのを思い出した。

マーラはとってつけたようなにこやかさで、ファッジ・メレンゲ・パイをいただくわ、と言った。わたしはリンゼルトルテとアイスコーヒーを注文しながら、ジョン・リチャードのことをフランシスにどう尋ねようかと思案した。

リンゼルトルテ?しばらく首をひねってしまった。リンゼル?リンゼル?
リンゼイ...っていうのは人の名前だし関係ないよね。
ふと、もしかしてこれはLinzertorteのことなんじゃと思い至った。
でもドイツ語でzは「ズ」じゃなくて「ツ」の音なのだ。
リンツァートルテというのはパイ生地にラズベリージャムの載ったこんなお菓子。「リンゼル」トルテは繰り返し何度か出てきて、途中でラズベリージャムと書いてあったので(今探したけどなぜかそのページが見つからない)、リンツァートルテで間違いないと思う。

トムが六時過ぎに、野菜のカルゾーネ(半円形の折り畳みパイ)と深皿で焼いたソーセージ・ピザをおみやげに帰宅した。

カルゾーネ....イタリア語もzは「ツ」なんだけど。(単語の最初に来たときだけ「ズ」の音になる。)Calzoneはカルツォーネ。パイじゃなくて、ピッツァつまりパンみたいな生地。
それとも、これもアメリカではカルゾーネで通っているのかな。ちょうどpizza(ピッツァ)がピザになっちゃったみたいに。[*註]

これって単なる間違いなのか、それともアメリカでの発音(というか英語読み)に合わせてあるんだろうかとまたまた悩んでしまう... でも『クッキング・ママの依頼人』は面白かった。現在8巻目の『クッキング・ママの真犯人』を読み始めたところ。
(ちなみにクッキンング・ママはアメリカの物語。)

*註:実は、pizzaをピザと発音するのは英語じゃなくて日本語、でした。
Wikipedia「ピザ」
詳しくはコメント欄の小瀧のコメントを参照。小瀧、ありがとう~!
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by bramble | 2006-10-28 08:02 | 読む
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