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展示会3日目 (9/5)
昨夜寝たのは1時過ぎなのに今朝は5時前に目が覚めてしまった。
昨日飲んだワインのせいかどうか頭の中におがくずが詰まってるみたいな気分。参った。

今日はアポをとってないはずの客から10時と聞いていたといわれて、別の客のアポとばっちりぶつかってしまうは、話の通じない客がやってくるはでちょっと大変。
今日はプラハ店のスタッフにお昼のサンドイッチをご馳走になってしまった。なんだか申し訳ないなあ。(1日目も2日目も取引先や友人に驕ってもらっている・・・のは女性の特権かもしれない。ますます申し訳ない。)

ヨーロッパの取引先は何件もあるけれど、相手が私よりずっと上のおじちゃんであることが多いので(私だってかなりいい年なんであるが)、それに加えて私が女性なものだから、なんというかかわいがっていただいてしまっている。そのおかげも手伝って取引もわりとスムースに行っているような気がする。もちろん「それだけ」ではないしそれを武器にしているつもりも全くないのだけれど。
取引先の多くの人に「ともだち」と呼んでもらえるのはありがたいなあと思う。

代理店会議などを通じて取引先以上に親密な関係になると、挨拶も握手からヨーロッパ風挨拶(ほほにキスというあれです)に変わってくる。名前も最初はMr.なんとかMissなんとかだったのがファーストネームで呼ぶようになるとか、握手からキスになるとか、その境目あたりがなんというか面白い。




この欧州風挨拶(キスといっても本当にキスするわけではありませんよ。互いのほっぺたをくっつけあって「んちゅっ!」とキスみたいな音を立てるだけ。ふつうはね。)というのが、国によってちょっとずつ違うのがまた面白い。

イギリス人とかフランス人はだいたい左右1回ずつ。イタリア人やオランダ人は右・左・右、みたいに3回。(あ、フレンチ・スイスの人もそうだなあ。)たまに、右左どちらから始めようかお互いに迷って顔をぶつけそうになることも。そういうときは相手にまかせちゃうのが一番無難です。

展示会や代理店会議など大勢が集まる場所で最初に会うおじちゃんがときどき迷っているのがわかって、それも面白い、というか笑いそうになる。
「久しぶり~!」なんていいながらとりあえず右手と右手で握手をしたところで、さてこのままキスしてもいいかな、いや、握手だけなんだろうか?なんていう「迷い」がちらっと見えると、ぷぷぷって思う。
ひとりがキスするのを見ると、今まで握手だけだった人までキスに切り替えるのがまた面白い。

実は、この欧州式挨拶は、客先とはしても、自分の会社の現地店のスタッフとはしたことがなかったのだけれど、今回プラハ店のスタッフがプラハに帰るときに、「またね」と(英語で)いいながら欧州式挨拶をしていったのでちょっとびっくり。彼は「イケメン」なので、内心スキップしたいくらいにうれしかったりするのだけれど。(笑) ← 実は面食い
一緒に仕事をしていてハードな経験をわかちあっていると、その分親しみが増すというか、仲間だという意識が増す。その影響もあるのかなと思うとますます小躍りしたいようなうれしさが湧いてくる。

どこに行っても、どこまで行っても、お調子者だなあ、私って。

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追記:なんて書いた矢先に、ドイツの取引先のおじちゃんずのひとりがやってきて、「これ、地元(南ドイツ)のワインの小さいボトルが入っているから。家に持って帰って飲みなさい」と袋を渡してくれた。ディーラーに配ったものらしいのだけれど、箱に赤・白・ロゼ三種類のワインのハーフボトルが入っている。同行の日本人の取引先には渡していない模様。
ありがと~~~
by bramble | 2006-09-05 23:19 | 旅する
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