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repülőgép / 飛行機
*成田からDullesへの飛行機で、とても珍しいものをみた。
フライトアテンダントがやってきて「左上にオーロラが見えますよ!」
私は通路側の座席だったのでちょっとわからなかったのだけれど、
フライトアテンダントの女性が「よかったらドアの窓からいかがですか?」
飛行機の最後尾のドアのところにも小さい窓があって、私の前にも4人ほど
並んでは順に覗き込んでいた。

窓から見たオーロラは「とても薄いんですが」という言葉通り
ぼうっと白い半透明のカーテンのような感じで
オーロラというよりオーロラの幽霊のようなものが
揺れ動くことも無く黒い空に貼りついていた。

「私、オーロラなんて生まれて初めて見ました!」というと
フライトアテンダントの女性も「私も初めてなんですよ」とにっこり。
席に戻ると隣の席の女性が「どこで見られますか?」
後ろのドアのところに行くと見られますよというとあわててそちらに行って
しばらくして戻ってくると「見えました!」とそれはうれしそうに言った。
窓側に座っていた青年も「どこですか?」
もっと窓に顔をつけるようにして見ないとみえませんよと言って
「左上の白っぽいカーテンのように見えるのがそうですよ」と教えると
しばらく窓に顔を近づけて左上を一生懸命見てから
「見えました」とこれもまたとてもうれしそうに笑った。

一生縁がないかもと思っていたオーロラを見ることができたのもうれしかったけれど、その後の機内の、それまでは押し黙って席を連ねていたのがみんないっせいににこやかになったのもなんだかとてもうれしかった。

*夜、Charlotteの関連会社の日本人スタッフ3人と食事をする機会があって、そのときにケンタッキーで旅客機が墜落したというニュースを聞いた。
50人乗りの飛行機。DullesからCharlotteまでのフライトもそんな感じだったなあ。
これからあと14回飛行機に乗らなくてはならない人間としてはあまりうれしくないニュース。

出張にでるときには「万が一」を考えて、業務はできるだけだれにでもわかるような状態にして出かけることにしている。が仕事にしても家にしても、なにかしら「やりかけ」のことが残ることが多い。
大袈裟だけど「これをそのままにしては死ねない」って思う。そういう気がかりを残すことで、無事に帰れるような気がしているのも事実。
わざと「やり残し」て出かけるわけでは決してないのだけれど(たんに時間切れになるだけ)、気分的にはゲンを担いでいるようなものだ。
by bramble | 2006-08-28 10:58 | 旅する
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