読んだもの:
アゴタ・クリストフ『悪童日記』 友人おすすめの本。面白かった。徹底した感情の排除。 続きが読みたいのに『二人の証拠』がどこに行っても品切れ。 ウルズラ・ヴェルフェル『灰色の畑と緑の畑』 小学校の図書室で見かけていながら手に取ることのなかった本。 (ナルニア国ものがたりもそうだけど、こういう本って多い。 これからのお楽しみがまだまだあるということか。) 吉本ばなな『ひな菊の人生』 この人といい、村上春樹といい、喪失感を描くのが好きだなと思う。 現代のキーワードかなとも思う。 そういえば、このふたりの作品はどちらも海外でも人気がある。 増村征夫『ハイキングで出会う花』ポケット図鑑 大学のときから愛用している植物のポケット図鑑をどこかに しまいこんでしまっているので、買ってみた。 ひと目で見分ける320種となっているのだけれど、半分くらいは 高山植物なのでやっぱり人里の植物中心のものがほしい。 家捜しせねば。 読んでいるもの: 多和田葉子『カタコトのうわごと』 ドイツに在住し、ドイツ語と日本語の両方で物書きをしている 彼女は言葉の狭間に生きている人だ。 『かかとを失くして』を読んでみたくなった。 E.M. Forster "A Room with a View" 映画『ながめのいい部屋』に魅了されたけれど、原作をちゃんと 読むのは実はこれが初めて。 映画にはない、あるいは映画の中では変えられている ディテールが面白い。 登場人物のMiss LavishとかMr. Eagerといういかにもな名前が なんともヴィクトリア朝風で笑ってしまう。 もっとも、舞台となっているのはエドワード朝だけれども。 エーリヒ・ケストナー『飛ぶ教室』 子どもの頃に読んだことがあるのは『動物会議』だけだった。 ケストナーはもっと読んでおけばよかったと思う。 どうでもいいが、お風呂に入りながら読んでいるので なかなか進まない。 アゴタ・クリストフ『昨日』 愛の物語、といってもクリストフの描く物語であるからには 一筋縄でいくものであるはずがない。 夢想の中だけに存在する恋人。 買ってある本: アゴタ・クリストフ『第三の嘘』 『悪童日記』『ふたりの証拠』に続く三部作の三作目。 二作目を入手するまで読めない… ジュンパ・ラヒリ『停電の夜に』 インド作家の作品って今まで読んだことがなかったので。 ・・・衝動買いした文庫本が見当たらない。タイトル忘れちゃった。 小川洋子絶賛と帯に書かれていて、ぱらぱらと立ち読みしてみたら おもしろそうだったので買ったけれど、いざ読もうとしたら なんか読む気になれなくなってしまったという、困った本。
by bramble
| 2006-05-18 01:51
| 読む
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