つい...
早めに会社をでると、つい浮かれてしまう。
浮かれるとつい、本屋にふらふらと吸い込まれるように入ってしまう。
そして、本屋に入った私は、手ぶらで出てきた試しがない。(笑)

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『林真理子の名作読本』
この人の本を読むのは何年ぶりだろう。
小説はどうも読む気にならないのだけれど。
良くも悪くも正直で率直、変に取り繕わないのが彼女の文章のいいところ。昔はananなどのインタビュー記事でその富と名誉に対するがつがつとした態度と下品なまでにお金にこだわるところに辟易としたものだけれど(ほら、彼女は正直だから)、あるとき『食べるたびに、哀しくって…』を読んで、不遜な言い方をするならば「彼女を見直した」のだった。
(伯母と牛乳の話が、特にいい。)
前半は名作といわれる文学作品の紹介。これは雑誌CREAに連載されていたもののようで、ざっと目を通したけれど結構面白い。それにわかりやすい。
例えば、三島由紀夫の『鏡子の家』について紹介するときには
私が三島由紀夫の作品を若い人に勧めたいのは、彼が小説の天災であるとともに、アフォリズムの天才だからである。アフォリズムというのは日本語で箴言という。辞書を引くと教訓の意を持つ短い句とある。
(文春文庫 林真理子『林真理子の名作読本』から引用)

雑誌の連載だったせいかもしれないけれど、あくまで「わかりやすく」というのがいい。

イタロ・カルヴィーノ『不在の騎士』。
イタロ・カルヴィーノは『冬の夜ひとりの旅人が』以来。
『冬の...』は表紙のデザインが気に入って買った本だった。実験的というその文章はとりとめがなくて不思議で面白かった。(と書いてみて、あらためて自分の文章力の無さにうんざりする。)
今回はタイトルに惹かれて買ってみた。

ダクラス・アダムス『銀河ヒッチハイク・ガイド』はどこかで面白いという書評を読んだ気がするので。(という理由だけで買うのもどうかと思うが。)
「途方もなくばかばかしいSFコメディ大傑作」という謳い文句も気に入って購入。

でも、ほんとうはこの本が買いたくて本屋に寄ったのだ。
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梨木香歩の『沼地のある森を抜けて』
どことなく、エッセイの『春になったら苺を摘みに』を思わせるタイトルだけれど、こちらは小説。『からくりからくさ』『りかさん』と繋がりのある物語ときいて、読んでみたくなった。
楽しみ。

それにしても、LIBROの語学コーナー、少し前まではいろんなマイナーな言語のテキストを扱っていたのに、気が付いたら英・仏・独・伊・西・中・韓...に押されて、マイナー言語関連本は姿を消していた。インドネシア語まであるのに、なぜハンガリー語やチェコ語はないのだ~?(しくしく)
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by bramble | 2005-12-08 22:21 | 読む
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